「若者はもはや東京に憧れない」

 映画「ふるさとがえり」の鑑賞会を終えた後で、その映画の脚本家の栗山宗大氏と話す機会に恵まれた。この映画は、平成の大合併で誕生した岐阜県恵那市(13市町村が合併)が地域の一体感を生むために企画されたものだった。栗山氏によると、アポもなしに自治体職員が持ち込んだ企画だったという。2005年のことである。  それから6年半「市民参加型…
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ぼくのブログを読んでいる中国人

 ぼくの仕事は核不拡散と核セキュリティに関する動向調査なのだが、経験が浅いためか、講演や執筆の依頼はほとんど来ない。しかし、中国のイノベーション政策や科学技術力については、北京駐在時から盛んに情報を発信してきたこともあり、新聞に文章を寄稿したり、講演会の話が寄せられたり、メディアからの取材を受けたりする機会がある。  名前は出さな…
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テロリズム安全神話が崩壊するとき

 原子力規制委員会の設置法案が国会を通った。  東電福島事故で原発の「安全神話」が崩壊し、安全規制の一元化によって基準の見直しを行い、原子力の安全性を高めようというわけである。再出発だ。今度こそは失敗しないでほしい。しかし、冷静に考えると、次に勃発するのは事故ではなくテロリズムになるであろうことは容易に想像がつく。  福島事…
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安倍晋三元総理はカムバックするか

 6月24日、市ヶ谷(防衛省ではない)で安倍晋三元総理の元気いっぱいの講演会を最前列で聞いてきたので、再現してみる。  みなさま、こんにちわ。安倍でございます。本日お招きいただいたCEOの△△さんは安倍政権の若手の官邸官僚の一人でした。竹中大臣のアドバイスで官邸で働く官僚の公募を行ったところ、当時公務員制度改革を行おうとしていたた…
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日本は核武装に向かうのか

 原子力規制委員会設置法の付則に、原子力基本法第2条に「我が国の安全保障に資することを目的として」が第2項に加えられた。国会の場でほとんど議論されずに、自民党の意向に沿って改正された。この「安全保障」が追加された重大な法律改正の意味するところを論考してみたい。  原子力基本法の基本方針を定めた第2条1項は、「原子力の研究、開発及び…
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二つのピークの終焉

 消費税増税法案(正確には、消費税率アップ法案)の衆議院採決を巡り、政権党の民主党が分裂する様相を呈してきている。そもそも民主党は要綱を持たない寄せ集め集団であるため、いつか重要な法案の是非でこのような事態になることは予想されていた。やはり価値観を共有化していない集団はいざとなったときに脆いものだ。  社会保障改革は国民の最大関心事の…
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中国の科学技術のトピックス

1. 中国人国籍の自然科学部門のノーベル賞受賞者はゼロ。中国、韓国にとってノーベル賞受賞は悲願。 2. 中国人有人飛行の船外活動で最初にやったことは中国国旗を振ったこと。国威発揚。メンツ重視。生中継で五星紅旗を見た多くの中国人は歓喜のあまり、泣いたのではないか。 3. 原発は積極推進だ。運転中15基で1200万キロワット…
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我々はどこへ行こうとしているのだろうか

 わたしが会員になっているNPO法人「ものづくり生命文明機構」のメンバーから、今年1月、スイスのダボスで開催された「世界経済フォーラム年次総会」(通称、ダボス会議)において、俳優の渡辺謙さんが行ったスピーチの抜粋が送信されてきた。 「・・・国は栄えて行くべきだ、経済や文明は発展していくべきだ、人は進化して行くべきだ。私たちはそうし…
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大阪維新の会の研究(12)

 冗談みたいなことが起きることがある。  知り合いから電話があり、「橋下徹氏が原発再稼働やむなし」と方針転換したのは、わたしが橋下氏を説得したからではないのかと問うのである。わたしは絶句した。なぜそのような発想をするのであろうか。わたしは橋下徹氏に会ったこともないし、第一わたしのような「普通の人」が睡眠時間3,4時間で大阪市政に邁進し…
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中国の人口は2015年をピークに減少に転じる

 尖閣諸島近くでの中国漁船衝突事件以来、日本人は中国海軍の拡張を恐れるようになった。世界第二の経済力と人口圧力で日本に襲いかかろうとしているように映る。尖閣諸島の購入に国民が熱くなるのもうなずける。北海道や九州の森林が中国資本に買い占められ、技術力のある中小企業も買収されるという被害者意識が日本人にある。巨大な像の中国が鼠のような日本を…
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年金受給高齢者は逃げ切れない

 誰もが知っていることであるが、日本政府の負債額1,100兆円に対して、家計金融資産は1,400兆円だ。少子高齢化と人口減少が進んでいるから、当然社会保障費は増加し、経済成長率は低下する。そうなると新規に発行する赤字国債は国内で消化できなくなり、海外の投資家に売り込むことになる。  日本の財政赤字が改善しなければ、長期金利は上昇し、国…
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大阪維新の会の研究(11)

 ぼくが大阪の御堂筋を歩いていると、人だかりがしていた。ふと足を止めて見ると、60人位の群衆の真ん中で誰かが演説をしている。耳を傾けている人々は真剣な様子である。内容から察するに、大阪維新の会の大阪府議会議員であるらしい。ときどき、「そうだ」「頑張れ」という声も上がる。サクラかどうかよく分からない。泡を吹きながら熱心に語る50歳代の男の…
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ジャンボタニシは日本の稲作を救う

 先週末、故郷の熊本県八代市に帰省し、自然農法の稲作に17年間も取り組んでいる稲本薫さんの農園を訪ねた。稲本農園からは九州縦貫高速道路の高架が200メートル先に見える。稲本さんは熊本県立八代高等学校の3年先輩ということも分かった。3時間もインタビューしたが、そのエッセンスを再現してみる。  我が農園では、ミニバラとカーネーショ…
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日本人は亡国の民か

 日本国中で反原発の嵐が巻き起こっている。原発を推進してきた東電、経産省、原子力委員会はマスメディアと世論に叩かれまくっている。起こらないと言い張ってきた過酷事故を起こし、今でも十万人以上の被災者に塗炭の苦しみを及ぼしているのだから、原発推進派は非難されてもしかたない。  今日、霞ヶ関のどの役所も東電の高い電気を購入していないという情…
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中国出張者の留意点

1.「中国研究水準に対する評価は人によって大いに異なる」ので、できるだけ多くの専門家や研究所に足を運ぶことが重要。特に、中国が好きな日本人ほど中国の研究力を高く評価しがち。また、中国側の話をそのままリポートすると、中国の科学技術の宣伝役にされてしまうので注意すること。 2.「日本人は謙遜が美徳、中国人は自慢が美徳」を忘れるな。…
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大阪維新の会の研究(10)

 ぼくは「維新八策」の策定者から直接話を聞こうとして、知り合いの産経新聞の記者を介してX氏に会うことができた。X氏が指定したのは銀座8丁目の雑居ビルだった。銀座と言っても銀座8丁目は有楽町駅よりも新橋駅に近い。約束の時間は午後10時20分だ。これも対談としては異常な時間帯だ。産経の記者からはX氏は40歳代半ばの大阪府議としか教えられてい…
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