多神教文明が地球を救う

 世界四大文明は大河流域に発生し、政治的な統一が国家を形成したと我々は教えられた。そして、1492年にアメリカ大陸が、1543年に日本が発見されと西洋の教科書に書かれている。マヤ歴では2012年12月21日に終末が予言されていると言われるが、これは終末論を信じる西洋人の捏造である。マヤ歴は循環歴であるため、2012年12月21日から新しい時代がはじまるのである。
 これらの誤解が生じるのは、西洋人のモノの考え方に沿っているためである。

 マヤ文明は、中米で発展したモンゴロイド先住民の文明で、紀元前1000年から16世紀にジャングルで栄えたが、西洋人と家畜が持ち込んだ病気で滅んだ。他方、トウモロコシ、トマト、トウガラシ、ジャガイモなど世界の食材の6割以上はアメリカ大陸原産である。マヤの支配層も美術品などのモノづくりに励んだ。大型家畜がいなかったため人力に頼った。熱帯の多様な自然環境に諸国家が共存し、統一国家は出現しなかった。

 マヤ文明を起こしたのは日本人と同じモンゴロイドである。山を崇拝する、天と地をつなぐ柱を崇拝する、鳥を崇拝する、モノづくりを大切にする、女性の地位が高い、月に兎が棲む、自然に優しい文明であるなど日本文明との共通点がある。多神教(アニミズム)がこれらの共通点を導いているのだろう。

 世界は現在文明の危機に瀕している。地球規模の環境破壊、地球規模の人口増と先進国の人口減少、化石燃料不足と減少、食料と飲み水の不足。特に石油生産の減少は人類を重大な危機に追い込むだろう。

 一神教が生んだ観念的世界観からおさらばしよう。絶対的神なんて存在しない。正義と悪は本来峻別できないのだ。アルカイーダの復讐心は根本においてアングロサクソンの正義感と同じだ。彼らは彼らの正義のためには命も惜しまない。
 カネ万能主義を見直し、食料生産とモノづくりを大切にしよう。循環型社会をつくるために、山里海が連環している自然を大切にしよう。神々は自然の隅々にまで生きているのである。

 日本で開催された「マヤ王朝展」でグアテマラの文化大臣は述べている。
「やさしい母なる大地は命の母であり、・・・やがて死を迎えるときは、そのなきがらを拾います。私たちマヤの人々は星や湖、川や木、動物や林となって生き続けます」
 日本人と似た死生観である。自然は循環している。死んだら自然に還るのである。持続性のある文明こそ生きる残る道である。(2012年7月1日、寺岡伸章)

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  • レイバン ウェイファーラー

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