年金受給高齢者は逃げ切れない

 誰もが知っていることであるが、日本政府の負債額1,100兆円に対して、家計金融資産は1,400兆円だ。少子高齢化と人口減少が進んでいるから、当然社会保障費は増加し、経済成長率は低下する。そうなると新規に発行する赤字国債は国内で消化できなくなり、海外の投資家に売り込むことになる。  日本の財政赤字が改善しなければ、長期金利は上昇し、国…
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大阪維新の会の研究(11)

 ぼくが大阪の御堂筋を歩いていると、人だかりがしていた。ふと足を止めて見ると、60人位の群衆の真ん中で誰かが演説をしている。耳を傾けている人々は真剣な様子である。内容から察するに、大阪維新の会の大阪府議会議員であるらしい。ときどき、「そうだ」「頑張れ」という声も上がる。サクラかどうかよく分からない。泡を吹きながら熱心に語る50歳代の男の…
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ジャンボタニシは日本の稲作を救う

 先週末、故郷の熊本県八代市に帰省し、自然農法の稲作に17年間も取り組んでいる稲本薫さんの農園を訪ねた。稲本農園からは九州縦貫高速道路の高架が200メートル先に見える。稲本さんは熊本県立八代高等学校の3年先輩ということも分かった。3時間もインタビューしたが、そのエッセンスを再現してみる。  我が農園では、ミニバラとカーネーショ…
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日本人は亡国の民か

 日本国中で反原発の嵐が巻き起こっている。原発を推進してきた東電、経産省、原子力委員会はマスメディアと世論に叩かれまくっている。起こらないと言い張ってきた過酷事故を起こし、今でも十万人以上の被災者に塗炭の苦しみを及ぼしているのだから、原発推進派は非難されてもしかたない。  今日、霞ヶ関のどの役所も東電の高い電気を購入していないという情…
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中国出張者の留意点

1.「中国研究水準に対する評価は人によって大いに異なる」ので、できるだけ多くの専門家や研究所に足を運ぶことが重要。特に、中国が好きな日本人ほど中国の研究力を高く評価しがち。また、中国側の話をそのままリポートすると、中国の科学技術の宣伝役にされてしまうので注意すること。 2.「日本人は謙遜が美徳、中国人は自慢が美徳」を忘れるな。…
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大阪維新の会の研究(10)

 ぼくは「維新八策」の策定者から直接話を聞こうとして、知り合いの産経新聞の記者を介してX氏に会うことができた。X氏が指定したのは銀座8丁目の雑居ビルだった。銀座と言っても銀座8丁目は有楽町駅よりも新橋駅に近い。約束の時間は午後10時20分だ。これも対談としては異常な時間帯だ。産経の記者からはX氏は40歳代半ばの大阪府議としか教えられてい…
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政治不信は文明崩壊の予兆

 2009年8月末の総選挙で、日本国民は自民党に見切りをつけて、歓喜の声とともに圧倒的多数で民主党政権を選択した。あの興奮から3年近くが経過したが、国民は失望し、落胆し、自分たちの選択は間違っていたと認識している。  外交では、同盟国である米国との間にも不信感を植え付け、中国、ロシア、韓国との領土問題も悪化させてしまった。内政では、財…
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議論の行く末が見えてきた

 東電福島第一原子力発電所事故以降、政府は減原発依存の方針を打ち出したものの、どの程度まで原発を減少するのか、六ヶ所再処理工場の運転を認めるのかが論点だった。原発推進派と脱原発派がしのぎを削ってきたが、着地点がぼんやり見えてきた。  新しい原子力大綱を審議する内閣府原子力委員会の新大綱会議は、原子力比率35%(2030年)、2…
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中国の核融合研究開発能力

1. 世界の核融合研究 核融合とは  核融合反応とは、重水素とトリチウム(3重水素)を1億度を超える超高温まで加熱して原子核と電子がバラバラになったプラズマ状態とし、重水素とトリチウムの原子核を衝突させて融合反応を起こさせ、高速中性子(14MeV)とアルファー粒子を生成する反応である。  核融合発電は核融合反応で得られるエネルギー…
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大阪維新の会の研究(9)

 日本は急速に少子高齢化が進んでいるが、まず数字を見てみよう。  1950年は12人の生産年齢人口で1人の高齢者を支えていた。1970年に10人で1人、1994年に5人で1人、2000年に4人で1人、2008年についに3人で1人になった。でも現役世代が高齢者を支える厳しさはこれから本格化する。2023年に2人で1人、20607年にはつ…
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我々はSFの世界に住んでいる

 東日本大震災を惹き起こした地震は従来の地震学の理論では説明ができないものであった。地殻が三連動で裂ける理論なんてなかったし、その結果マグニチュード9の巨大地震は本来東北沖で発生する可能性もなかった。  想像力を逞しくしてみよう。  仮に、ある大学の准教授が新しい地震の理論を考案し、数年前にあの地震が起こるかもしれないと予測して…
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タブーを破るのは誰だ

 原子力を巡って世論が二分している。東電福島原子力事故を契機に、原発依存から脱出すべきだとする議論とエネルギー安全保障の観点から安全性を重視つつ原発を稼働させていくべきだという議論がガチンコの状態である。安全重視か生活重視かという選択だという者もいる。これを機会に文明を転換させていくべきだと主張する議論もある。専門家も国民のレベルでも、…
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大阪維新の会の研究(8)

 日本人は他人を慮り、助け合い精神に溢れ、決して自己中心主義とは思っていないが、これは相当怪しい。身内や職場や友達と接する際には、相手の立場に立って考え、気遣いをみせるが、赤の他人に対してはことの他厳しい。宮城県と岩手県の瓦礫の他地域での処理を念頭に言っているのだ。  瓦礫が放射能で汚染されているかも知れないと、極度に恐れるあまり、ほ…
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日本原子力開発の危機

(新局面)  2012年5月16日、原子力委員会 原子力発電・核燃料サイクル技術等検討小委員会は、原子力発電比率(35%、20%、15%。0%)のそれぞれの場合に対応して、原子力発電所から取り出される使用済核燃料を取り扱ういわゆるバックエンドのシナリオ(全量再処理、再処理/直接処分併存、全量直接処分、判断留保)について様々な視点から分…
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原子力の思想学

 東電福島原子力事故を契機に、学者らが賛否両論の議論を展開している。原子力はとてつもないエネルギーを解放するため、それを積極的に使ってエネルギー確保や核武装に役立てようとする議論から、放射線が強力なエネルギーであるが故に人体への影響は避けがたく共存は不可能という議論まである。それぞれの立場から原子力考を展開してみたい。 1.市民運…
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大阪維新の会の研究(7)

 大阪維新の会の「維新八策」は、統治機構見直し、財政・行政改革、公務員制度改革、教育制度改革、社会保障改革、産業政策・雇用政策・税制、外交・安全保障、憲法改正から成り立つ。  その中で、小泉政権、安倍政権、福田政権が挑戦して実行できなかったのが公務員制度改革だ。民主党は権力を握る前は官僚内閣制度の打倒と威勢のいいことを叫んでいたが、政…
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3.11原発事故で日本政府は情報を統制したのか

 東電福島事故対応において、原発サイトの最後の50人の勇敢な行動、被災者の忍耐強さと協調性は海外から激賞された。しかし、一方で、政府は情報を隠していると厳しく批判された。海外メディアは日本政府から発表される情報が少ないとして、インターネット上の情報を頼りにして現在進行形の事故を把握に努めたのであった。  政府にとっては、そもそも想…
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大阪維新の会の研究(6)

 先ほど私の住んでいるアパートの周りのゴミ拾いをやって帰ってきた。正直言って、私はほとんどゴミ拾いをやったことがないが、なぜかしら環境をきれいにしようという気持ちになった。気分は爽快である。夏のビールとは異なる爽快な気分だ。道路からゴミが消え、心もきれいになったのだろう。  戦後の日本の社会の屈折点は1995年と思っていた。この年…
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日本の政治を破壊している者

 2009年8月の総選挙で300議席以上を確保した民主党は万能感に酔っていたに違いない。役人は平伏し、マニフェストはなんでも実現できると信じていたことであろう。しかし、現実の壁は民主党にはあまりにも厚かった。マニフェストはほとんど実現しなかったし、国民は今度こそ真の改革が訪れると期待していたが、それが見事に裏切られた。この間、自民党と同…
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