地獄への道は善意で舗装されている

 3月9日、永田町の砂防会館別館の会議室は異様な空気に包まれていた。  約10台のTVカメラが並び多くの傍聴者(150~200名)が詰めかける雰囲気の中で、原子力委員会新原子力大綱策定会議が開催されようとしている。この会議は5年に一度改定される「原子力大綱」(以前は、「原子力中長期計画」と呼ばれていた)を策定するための会合であり、東電…
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中国の核融合研究の調査結果(2)

5. エネルギー開発のための炉工学技術の視点からの比較  中国はプラズマ挙動、制御などの最先端の科学的知見はITER計画への参加で得られるが、他国と同様に原型炉開発では、超伝導コイル、ブランケット、ダイバータ、燃料循環システム、遠隔保守ロボット、放射線防護システムなど基盤技術開発がポイントになると考えられる。特に、ブランケット作成技術…
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中国の核融合研究の調査結果(1)

1. 核融合とは  東電福島第一原子力発電所事故によって日本の原子力開発は逆風が晒されているが、国際エネルギー機関が「世界の石油の生産ピークは2006年だった」と認めたように、化石燃料の供給不足は人類にとって生存基盤を脅かすものになりつつある。そこで、取り出せるエネルギーが大きく、安全性が高く、高レベル放射性廃棄物を生成せず、核兵器利…
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大阪維新の会の研究(5)

 大阪維新の会の政治理念とは何か。  保守陣営からは「保守の顔をした新自由主義」と揶揄されている。橋下元府知事は革新系陣営であった公務員労働組合と日教組に対して厳しい態度で臨んでいるから、「保守」という側面が強調されているが、むしろ、反革新守旧派と呼んだ方が適切であろう。労組も日教組も国民の利益ではなく、自分たちの組織や組合員の安泰を…
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絆と縁

 東日本大震災以降、「絆」という言葉が流行になった。見知らぬ人でも困っていれば、助けてあげようという訳だ。若者の被災地でのボランティア活動は絆を実践に移したものだった。日本人は物質的には豊かになったが、精神的に幸福感を得られていない状況にあって、3.11大震災がやってきたのだった。絆という概念は日本で爆発的に受け入れられた。絆自体は悪い…
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ガラガラポン

 連休中に高知に行ってきた。龍馬に会うためである。  龍馬が大好きだった桂浜には、昭和3年に建立された巨大な龍馬の銅像と坂本龍馬記念館がある。龍馬人気は衰えず、多くの観光客が訪れている。  記念館には龍馬研究の一級の資料が展示されている。龍馬直筆の書簡、龍馬が持っていた刀やピストル。寺田屋で幕府役人に襲われたときに、このピストル…
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大阪維新の会の研究(4)

 大阪維新の会の理念や本性については、月刊誌や週刊誌が盛んに取り上げて分析している。民主党と自民党の支持率が低迷する中で、橋下旋風が吹き荒れ、次の総選挙では。第3の極どころか、第2の極になるかも知れないという勢いである。  維新の会は「保守の顔をした新自由主義」と呼ばれるほど既存の発想では捉えにくいが、本当にそうだろうか。  今回は…
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拝金主義はイノベーションへの道!?

 日本経済はデフレから脱却できずに苦しんでいるが、さらに製造業や科学技術力までもが危機的な状況にあると喧伝されている。それらには誇張されている面もあるが、追い上げてくる韓国や中国の実力を冷静に見ることも必要である。  中国は覇権を握るためには、経済、軍事、科学技術の分野で世界最強にならなければならないと考えている。「科学技術は第一…
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欽ちゃんの3原則

 桜島が遠望できる鹿児島の地で、欽ちゃんファミリーとして活躍した芸人「コニタン」こと小西博之氏の講演会を聴いた。講演は3時間という長時間に及んだが、笑いあり、涙ありでまったく退屈しなかった。コニタンも言っていたが、言霊(ことだま)の力は恐ろしい。彼は情報の量ではなく、自分の生き方を曝け出していたのだった。  その中で、小西氏自身の末期…
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情報を操作しているのは誰だ!

1. 地球は温暖化しつつあるので、炭酸ガスを削減すべきだ!  今年の冬は暖冬にはほど遠く、寒い冬だった。素人目には地球は温暖化しているのではなく、寒冷化しているとも思えた。  太陽研究の専門家は、「太陽の磁場が弱くなりつつある」という興味深い観測結果を報告している。太陽の磁場が弱くなると、太陽磁場で妨げられてきた宇宙線が従来よりも強…
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八代の産んだゴッホ

 葉彩画の先駆者である赤崎一雄氏に故郷の熊本県八代市の工房で会った。今年3月、浅草で開かれた東日本大震災1周年の葉彩画展で初めてお会いしたとき以来である。七福神のような人懐こい丸い笑顔が人を惹きつける。一見すると、日本全国に2万人もの弟子を抱える大先生とは思えない。 「老い先が短いですから」  と屈託なく笑う。70歳を超えている…
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胃ろうは延命措置か

 80歳を超える親近者の話である。  インフルエンザに感染し、病院に運び込まれた。心配した私が駆けつけていくと、医者は言った。30代前半の駆け出しのような女医だった。 「インフルエンザに感染し食べたものを間違って肺に飲み込んで、誤嚥(えん)性肺炎にも罹った。さらに、胃炎も患っている。高熱も続いている。危険な状況に陥る畏れもあるので、…
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北朝鮮の核実験を検知できるか

 かつて日本がロケット打ち上げに連続して失敗していたときに、こんな話があった。打ち上げ責任者が官邸に説明に行くと、「今度は100%成功すると約束できるのか。できないのであれば、失敗すると内閣支持率に悪影響を及ぼすので、考え直してくれ」という趣旨のことを言われたという。  技術者の立場からは「絶対に成功する」というのは科学的でないので、…
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中国包囲網

 中国の経済力と軍事力の増強に対して、周辺国が警戒感を強めている。東西冷戦の時代、東と西は鉄のカーテンで仕切られていた。ソ連、東欧、中国などの共産主義体制は実質的に鎖国政策を実施していた。現在のグローバル時代に、中国の勢いを止める手法は何か、それは可能であるかを考えてみたい。  中国人の94%の漢民族は肥沃な土地の中原に住んでいる…
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大阪維新の会の研究(3)

 橋下徹の勢いが止まらないどころか、加速しているように見受けられる。地方自治体の政治家に国会議員や政党が秋波を送ったりしている。メディアも「売れる」という思惑があるのだろうか、新聞、月刊誌、週刊誌が書き立てている。  今回は『中央公論』5月号の特集「徹底解剖 橋下徹」を取り上げてみたい。最初に結論を述べておきたいが、官僚、学者、記者、…
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中国の権力闘争の行方を予測する

 中国は民主主義国とは異なり、秘密主義を国是とする共産主義体制であるため、内部の政治状況を正確に知ることは困難だ。民主主義国であれば三権分立というシステムのため、権力構図やその動きを理解しやすいが、共産主義国は三権分立の政府の上部で前衛政党である共産党が支配するという権力構造であるため、責任の所在や政策を理解するのが不透明になっている。…
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安心病はやっかいな病気だ

 ごく少量の放射能を含む食品に対して住民の不安が蔓延っている。政府は安心な基準と言っているが、国民の中には信用しない人も少なくはない。必ずしも政府そのものが信頼されていないという訳ではなさそうである。不安は人の心がそう感じるのであるから、政府や専門家が安心だといくら説明しても納得させることは難しい。理性や科学的とは別次元の話であるからだ…
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死を語る

 今回は避けて通れないけれども、誰もが話題にしたがらない「死」の話です。嫌な方はこれ以上読まないで下さい。  ぼくは小学3年生の頃、授業中に死についてばかり考えていた。なぜいつか死ななければならないのか。それは理不尽だ。自分がいつか死ぬということは、そもそも自分という存在はこの世界にないのだ。自分は自分にとって絶対的な存在だと思ってい…
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なぜみんなイライラしているのか

 日本人はみんなイライラしているように見える。戦後、廃墟から脱出するために、一生懸命になって働き、一人当たりGDPで米国を抜きさるほど豊かになった。でも冷戦後、目標を喪失したかのように、坂道を転げているように思える。この20年間の経済成長はほとんどゼロで、給与も下がり続けている。若者は職にありつけず、職を得ても終身雇用制の枠に入ることは…
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サムライよ、出でよ!

 3.11大震災からの復興が遅々として進まず、イライラしていたら、「税と社会保障の一体改革」関連法案がやっと閣議決定されても国会審議は不透明なまま。消費税を挙げる前にやるべきことがあるというのは分からないでもないが、ここまで議論が進んでいるのであれば、あとはイエスかノーかを代議士が判断すべきではないのか。イライラは募る。  原子力…
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