テーマ:旅行記

旅行記「僕はカシュガルで考えた」下

第3日。  午前5時に目が覚めた。シャワーを浴びた。爽快であった。   朝食をとりに、午前8時30分に食堂に行った。今日の隣席者も漢民族のカップルであるが、どうも年齢が不釣合いだ。男性は50歳くらいだが、女性は30歳代であろうか。これも美型。 「旅行ですか。どちらから来たの?」  僕は話しかけた。  答えは意外だった。貴州省の…
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旅行記「僕はカシュガルで考えた」中

第2日。  いつもどおり午前6時に目が覚めた。外は真っ暗である。眠気覚ましにシャワーを浴びた。まだ、温水が出ていた。よかった。中国ではどこに行っても安心してはいけない。  朝食はロビー横の食堂で8時30分からだ。1階のお土産物屋の前を通り過ぎようとすると、なかから「おはようございます」という声が聞こえる。きれいな発音である。旅行は交…
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旅行記「僕はカシュガルで考えた」上

第1日。  カシュガル。何と異国情緒に溢れた響きであろうか。しかし、僕が最初に耳にしたのはいつの頃だったかよく覚えていない。高校の歴史の授業であったかも知れないし、中国に関心を持つようになったあとのことかも知れない。カシュガルは、名前を聞くたびに、いつか行きたい場所になり、カシュガルと唱えるうちに、行かねばならないところになってしまっ…
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旅行記「北京のゴールデンウィーク」下

繁華街「王府井」の大きな書店に向かった。本屋はひどく混雑している。役人の腐敗を扱った本がどれほど売ってあるか知りたかった。でも見当たらなかった。Hさんはしきりに、香港では大陸の腐敗問題の本は沢山出版されていると言う。声を潜めて、政府が許さないのよと付け加えた。その後、腐敗の蔓延に危機感を募らせた中国共産党は取締りを強化していく。  英…
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旅行記「北京のゴールデンウィーク」中

清華大学は緑に覆われた静かな大学であった。大学キャンパスは学生達が遊び、談笑する穏やかな雰囲気で、未来へ放つ希望を宿している若者が頼もしく、また凛々しく見える。清華大学は理工系大学であるが、中国指導層が多数輩出している名門校でもある。日本の10倍の人口の中から選ばれたエリートが日本の23倍の国土から集まってくる。卒業生の3分の1は更なる…
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旅行記「北京のゴールデンウィーク」上

 新緑が眩しく輝き、爽やかな風が舞う2003年4月下旬。東京はベストシーズンだ。 4月29日からゴールデンウィークが始まるというのに、私は成田空港へと向かっている。勿体無い。こんな素晴らしい季節であれば、私の住む官舎のすぐ隣にある林試の森公園を散歩するだけでも、至福を味わえたのに。林試の森公園は盛夏には鬱蒼と茂る森に変貌する。森は今そ…
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旅行記「中国開封まで迫害から逃れて来たユダヤ人」

 2009年4月15日、筆者は2000年のG8サミット会場で開催された「日中科学技術政策セミナー」に出席した後、東京大学総長と文部大臣を経験した有馬朗人とともに羽田行きの飛行機を待つ間、那覇空港の沖縄ラーメン屋にいた。筆者は縄恩納村の美しいサンゴ礁の海の感動にまだ浸りきっていた。  食事の注文が終わるや否や、有馬氏が口を開いた。 「…
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旅行記「司馬遷が後世に遺したミステリー」

 春秋時代、山東半島にあった斉(せい)国で起こったことである。  斉のトップである荘公(しょうこう)は臣下の崔杼(さいじょ)の妻に通じていた。妻を寝取られる男は現代でも“間抜け”の代名詞であるが、面子を重んずる当時、崔杼(さいじょ)はひどい屈辱感に悩まされていたことであろう。荘公は崔杼がいないころを見計らって、しばしば崔杼の邸内に忍び…
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旅行記「山東省臨淄の今と昔」

 2008年8月24日、筆者は作夜の北京五輪閉幕式のテレビ放送に感嘆し、興奮気味で、睡眠導入剤でやっと眠りに落ちたと思いきや、夜はもう明けていた。 「だるい」  そう思った。しかし、このまま寝入ってしまっては、新幹線に乗り遅れてしまう。  インスタントの五目御飯を熱湯で温めて胃袋にかき込んだ。下着類と最新号の『文藝春秋』をリュック…
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旅行記「桃源郷」下

翌日、早朝6時に起床した。すぐにカーテンを開けて、空を見た。まだ真っ暗だった。星は出ていないので、雲っているに違いない。僕はすぐに荷物をまとめて、ロビーに下りて行った。邓小燕と洪運転手はすでに待っていた。他の観光客も登山着を着て、忙しそうにやってきて、すぐに外に出かけて行った。 クルマは徳欽を出て、梅里雪山に向かった。明…
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旅行記「桃源郷」上

 国慶節が近づいた。今年は新中国の創立60周年の記念すべき年のため、10年ぶりに軍事パレードを行うという。今どき、軍事パレードを行うのは、北朝鮮と中国くらいであろう。人民解放軍は近代化した軍の最新兵器を人民に誇示したいのであろうが、隣国からみたら脅威以外のなにものでもない。予告なしの深夜のパレード予行演習を行うほど熱が入っている。北京の…
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旅行記「北海の休日」

 僕は熊本県八代市の出身であるが、今般福島八代市長のご厚意により広西チワン族自治区北海市で八月中旬に開催された「2010汎トンキン湾区域経済協力市長シンポジウム」に八代市の代表団の一員として出席する機会を得た。北海市と八代市は姉妹都市で、中国周辺八ヶ国の市長が招待されたなかで日本唯一の代表団だった。広西チワン族自治区は名前のとおり、広東…
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