テーマ:歴史

中国の歴史を概観する

 中国の長い歴史を概観し、その特徴及び現代における意義を考えてみたい。  中国の歴史がいつから始まるかを規定することは非常に重要なポイントである。中国の伝説には三皇五帝の物語があり、五帝の最後の舜帝は禹に皇帝の座を譲り、禹から世襲王朝の夏王朝が始まるとされている。  三皇五帝までは神話の時代と考えてよい。しかし、夏王朝が存在したかど…
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合従連衡

 西安郊外の咸陽(かんよう)に秦の始皇帝の陵墓がある。その陵墓を守るようにつくられたのが、地下軍団“兵馬俑(へいばよう)”である。あの世の始皇帝を守るために、7000体とも言われる兵士と馬車の俑が整然と並べられている。筆者は既に6、7回訪問したことがある。何度行っても、その迫力に圧倒される。飽きが来ないのである。始皇帝が建造しようとした…
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呉越同舟せず

 春秋時代の終盤、諸国は生き残りを賭けて激しい戦闘を繰り返すようになっていた。文明発祥の地である中原から程遠い楚、呉、越の三国はかつて蛮地と呼ばれた長江諸国であった。紀元前五、六世紀、中原文明が南へ押し寄せ、地殻変動が起こりつつあった。  今回は“呉越同舟”で有名な呉と越の物語である。 呉の首都は現在の蘇州、越の首都は現在の紹興であ…
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紂王は暴君だったのか、さらに、太公望は釣をしていたのか

「酒池肉林」といえば、商(殷)王朝の最後の紂(ちゅう)王の代名詞として有名である。酒池肉林は、酒を池のように大量に満たし、羊肉や牛肉をあたりの木にかけ、その間を一糸纏わぬ男女に追いかけっこをさせる遊びである。飲み、食い、ドンちゃん騒ぎの毎日だったに違いない。想像するだけで、退廃の臭いが漂う。「酒池肉林」という漢字の表現は描写が生々しく強…
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中国の王朝はなぜ同じ失敗を繰り返すのか

 中国封建社会の王朝は過去の失敗を学ぶことなく、性懲りもなく歴史を繰り返している。中国の王朝の歴史は概ね以下のとおりです。  新王朝が発足すると、長い戦乱で疲れた農民を休息させるために重い税金をかけず、富の蓄積が促進される。また、政権の中央集権の基盤を強固にするために、朝廷の親戚や功臣が地方政権の責任者となって派遣される。時には、優秀…
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二つの「嫦娥」

 中国の神話伝説である。  むかしむかし、天帝に十人の子がいた。みんな太陽であった。十の太陽は十日に一度だけ天空にのぼることになっていた。人間はひとつの太陽と思っていたが、実は交替制だったのである。何千年、何万年と同じことが繰り返された。十個の太陽は飽き飽きしてきた。子供は単純作業には耐えられない。そこで、太陽の兄弟たちが考えたのが、…
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歴史から学ぶ日中学術交流

 日本と中国の学術交流や科学技術協力には、双方の思惑が錯綜していて順風満帆に進展しているとは言い難い。日米は「同盟」関係であり、日中は「戦略的パートナーシップ」の関係にあるが、これらを分かりやすく表現すると、「同盟」はあらゆる問題について利害が一致している運命共同体であるが、「戦略的パートナーシップ」は相互互恵な課題については協力するが…
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