二つのピークの終焉 消費税増税法案(正確には、消費税率アップ法案)の衆議院採決を巡り、政権党の民主党が分裂する様相を呈してきている。そもそも民主党は要綱を持たない寄せ集め集団であるため、いつか重要な法案の是非でこのような事態になることは予想されていた。やはり価値観を共有化していない集団はいざとなったときに脆いものだ。 社会保障改革は国民の最大関心事の… トラックバック:0 コメント:0 2012年06月23日 続きを読むread more
神風はもはや吹かない 3.11以降、政府や専門家やマスメディアの言うことに対して人々が疑問を持つようになった。そもそもどんな組織も「自己の論理」を持っているのだから、外から見ると、その言説は嘘とは言わないまでも、不自然であったり、しっくりいかないのがあるのはむしろ当然と言わなければならない。今まで鵜呑みにしてきたこと自体が間違いだったのである。何も考えずに… トラックバック:0 コメント:0 2012年03月20日 続きを読むread more
脱原発よりも脱石油が先だ イラン危機によりホルムズ海峡封鎖の可能性が取り沙汰されており、日本への石油輸入量の多くがその海峡を通過するため、第3次石油ショックが現実味を帯びてきた。石油価格は高止まりしているが、更なる高騰は日本経済に悪影響を及ぼす。石油依存を弱める必要がある。 日本政府は第1次石油ショックから石油依存率を低下させるために、原子力による発電の割… トラックバック:0 コメント:0 2012年03月07日 続きを読むread more
エネルギーは技術で作れない 福島第一原子力発電所の事故で、エネルギー供給源を自然再生エネルギーに頼ろうとする機運が盛り上がっている。太陽光、風力、地熱、潮力、バイオマスなどを使ってエネルギーを得ようというものだ。大方の人々は技術革新が起これば、実現可能と信じているように見受けられる。 この議論には二つの事実が欠落している。 まず、エネルギーの質の議論だ。… トラックバック:0 コメント:1 2011年05月26日 続きを読むread more
3・11大震災は文明の転換点になりそうだ 3・11大震災の惨状や福島原発事故を経験して、人生観が変わった人が多いのではなかろうか。日本中の人々がこれは夢にちがいない、明日になれば現実に戻るはずだと何度心に呼びかけただろうか。しかし、無残にも、それは悪い夢ではなく、厳しい現実となって私たちの脳裏に刻み込まれた。 私は身近な人やフェイスブックの友達と意見交換を繰り返した。惨状… トラックバック:0 コメント:0 2011年05月06日 続きを読むread more